トピックス トピックス
2021-12-22 品質保証・精度管理学

【講演】改正GMP省令と今後の課題ー東京理科大学 櫻井教授

品質を第一に考える企業文化が必要
―東京理科大 櫻井教授が講演

 

12月2日(木)に東京理科大学の櫻井信豪教授をお招きし、「改正GMP省令と今後の課題」と題した講演会を開催致しました。

櫻井教授は医薬品の品質保証に関する日本の第一人者であり、当日は熊本県庁や県内医薬品企業などの外部の方々を含め、計55名が参加しました。

「GMP」とは高品質の医薬品を安全に製造するために、医薬品の製造所が守らなくてはならないルールです。

本講演では今年改正されたGMPに基づいて、高品質な医薬品を製造するには、まずその土壌として品質を第一に考える企業文化が必要であること、加えて、経営者の役割が重要であることをご説明いただきました。

また、不良率の低下や万一の回収などのコストを考慮すると、医薬品の品質を保証するためには直接の製造コストは上がるかもしれないが、総コストはかえって低下し、企業活動にも貢献すること等も分かりやすく説明していただきました。

講演中の櫻井教授